鍼灸師よっちゃんちワンコラム パピーウォーカー記録


はり灸・整体 都立大身体均整院 東横線都立大駅 徒歩1分

12月17日 1回目レクチャー

母NAOです!
委託式から2週間たった12月17日、第1回目のレクチャーに中学生の娘と一緒に参加しました。
カイルの兄弟たちが集まるK胎のレクチャー日には残念ながら予定があったので
誕生日が一日違いL胎のレクチャーに振替参加です。

たった2週間ぶりとはいえ、
どのパピーたちもひと回り大きくなったのがはっきりわかります。
うちのカイルはちょっと細目かなー。
訓練士さんからも、フードの量を増やすように言われました。

さて、レクチャーの始まりです!

今さらですがパピーウォーカーの務めとは、
盲導犬候補生のパピーを預かって1歳になるまで面倒をみる=『子育てをする』こと。
本格的な盲導犬訓練の前段階として、
人間とうまく暮らすための基本的な生活習慣を身につけてあげることが必要です。

と言っても、「決まった時間にごはんを食べる」とか「きちんとトイレする」とか
特別なことではないんですけどね。
「ベッドに上がらせない」「人の食べ物を絶対にあげない」なんて項目は
普通にペットを飼うよりはちょっと厳しいかもしれません。

そういった、人と犬とのくらしをスムーズに行うために
さまざまなことを教えてもらえる場が、『レクチャー』だと思っています。
それに、訓練士さんが直接パピーやパピーウォーカー家族と会って
様子を確認することも大切なんでしょうね。

ではさっそく、レクチャーの様子をご紹介します。

【夢中づくり】
『夢中づくり』は、人と犬が関係を作るための基本中の基本。
盲導犬訓練の中で、最も大切だそうです。

楽しく一緒に遊ぶことを通して
「人間といると楽しい!」
「人間の言うことを聞けばいいことがある」
ということを、犬に感じてもらいます。

『夢中』とは、「おもちゃや遊びに夢中…」ではなく
「犬の頭の中が人のことでいっぱい!」の状態のことなんですって。

夢中づくりでパピーとの信頼関係をしっかり築くことができれば
その後のしつけもスムーズにできるというわけです。

さて、この夢中づくり、遊んでいるだけではダメで
やっぱりルールがあります。

それは、どんなに楽しくおもちゃで遊んでいても
「OUT(アウト)!」のかけ声で離すこと。

怖い声で脅かしたり、無理やりおもちゃを取ったりしなくても
自然と離す=離せばほめてもらえることを楽しめるように仕向けます。

< ↓夢中づくり 訓練センターにて > パピーウォーカー黒ラブ

【SIT(お座り)の練習】
ごはんをあげるときは、「SIT!」のかけ声で待てをさせます。
目の前にごはんがあってもじっと我慢…。
「OK、GOOD!」でようやく食べられます。

カイル君、これは余裕でできました!

【HOUSEの練習】
「House(ハウス)!」のかけ声で、ケージに戻る練習をします。
パピーの訓練では、「声をかけて家に入る」「声をかけて家を出る」ことが大切。
家の玄関を勝手に出たりしないための習慣作りです。

< ↓ハウス ウエイト!待てだよ~  > パピーウォーカー黒ラブ

【抱っこの練習】
爪切りや耳掃除のときに暴れる子だと大変なので
いつでも、だれに抱っこされてもおとなしくいられるように慣らします。

特に、歯磨きを嫌がらないように普段から歯茎を触る練習をするよう言われました。
子育てと一緒だなあ…。

【最後に】
ボディチェック、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りをして、おしまい!


我が家はパピーウォーカー三回目になりますが
レクチャーでは毎回、新たな発見があります。

特に、夢中づくりの「OUT/GOOD」では
「こんな態度・気持ちで接すればうまくいくんだ~」と目からウロコの体験をしました。

おかげで娘は 「アウト」のコマンドでカイルと楽しく遊ぶ!をマスターしました!!

何より、カイルはじめパピーたちが、明らかに楽しそう!
訓練士さんからちょっと声をかけられただけでしっぽをブンブン振ってるし。

次のレクチャーまでに、カイルはどれだけ成長するんだろうなぁ~と
楽しみなNAOでした。