偶然?奇跡?以前育てたパピーたちのお話
現在育てているカイルは、我が家にとって3代目のパピーです。
1代目のグッピー(2011年秋~預かり)は、とてもお利口な女の子でした.
グッピーを送り出すときは、ちび犬だったころの写真に手紙を添えて送り
「これでさようなら」と自分自身に言い聞かせました。
人や動物が大好きすぎて、反応しすぎるグッピーは
盲導犬ではなく家庭犬の道を選びました。
今は、我が家と似たようなにぎやかな構成のご家族のもとで、幸せに暮らしているそうです。
2代目ピーチは、盲導犬として活躍しています。
返事や今後のことを期待してしまうから、盲導犬のユーザーさんにはこちらの連絡先を知らせませんでした。
でも、訓練士経由でユーザーさんからお手紙をいただいたのをきっかけに
年賀状程度のやり取りをさせていただいています。
かわいいピーチがお仕事している写真もいただいて・・・。
我が家の特等席(といってもキッチンの壁ですが)に大切に飾っています。
パピーを送り出すことは、正直寂しい。
その気持ちは否めませんが、
元気に暮らしている、頑張って仕事をしていると思うことは、とても励みになります!
先日、嬉しいできごとがありました。
カイルのきょうだいにあたる、K胎のパピーウォーカーさんたちとおしゃべりしていて
ピーチがお仕事している写真を見せたところ
1人が、「私、その子とあったことある!」って!
約1年も前のことだけれど、ユーザーさんとお話したことを覚えていたようで
その時に撮ったという写真まで探し出して見せてくれました。
ピーチ!なんてステキな笑顔でお仕事しているの!!
送り出した子は追わない、と建前では言いつつ
どうやって過ごしているのかこっそり見てみたい、という欲求も当然あるわけで。
でも、そんなことはできないからこそ、
いつかどこかで会えたらいいな、なんて淡い期待を持つ自分もいて...。
だから、こうやってまるで偶然のようにピーチとの繋がりができたことが
涙が出るほど嬉しかったのでした!
8月 入所日が決まって思うこと
カイルが訓練所に入所する日が決まりました。
我が家でカイルと過ごせるのも、あと数か月。
パピーウォーカー一年でお別れなんて寂しいわねってよく言われます。
「最初から決まっていて、分かっていることだから、割り切って育てるわ」
なんて口では強がって言いますが、その実態はやはり悲しいものです。
過去二代のパピーウォーカー経験を思い出しても、
入所式は晴れがましい気持ちと、寂しい気持ちがウワッと。。。
もういないパピーの寝息が、空耳で聞こえてきたり。。。
ガランとした部屋を見るたび、胸にぽっかり穴が開いたような気持ちになるものです。
パピーウォーカーを経験する中で、「送り出した子は追いかけない」って決めています。
頭では納得しているんだけれど
送り出してからは毎日、訓練所の天気予報を気にしてしまったり
そんな寂しい気持ちが続くことを知っているから、別れの日が来るのが辛い。
残り少ない我が家での日々、ステキな思い出をたくさん作ろうね!
7月 預かり訓練でカイルが進化した!
鍼灸師よっちゃんです。
我が家でのパピーウォーカー期間のあと、カイルは訓練所での暮らしをスタートすることになる。
スムーズに移行するための預かり訓練があった。
期間は1週間、短いようで長いプレ訓練所暮らしだった。
僕たち家族はとても寂しい日々を過ごしたのだが、
カイルにとってはどうだったのだろう。寂しがっていたのかな?
でも訓練士さんのことも大好きだから、きっと存分に楽しんでいたと思う。
1週間たって、訓練所に迎えに行った。
待ちに待ったカイルとの再会…の前に、1時間ほどの個人レクチャー。
カイルができるようになったことを聞かせていただく。
何より大きな進化は、ベルト排泄ができるようになったことだ。
盲導犬は、好き勝手に排泄をしないのが基本!
だから排泄の訓練はとても大切だ。
これまでのカイル、ワン(小さいほう)は散歩前の声掛けでできていたのだが
ツー(大きいほう)を習慣づけるのにてこずっていた。
でも、さすがプロの訓練士さん!
カイルが、人工芝に反応しやすいことに気づいて
声掛けでワンツーができるようにしつけてくれた。
訓練士さんはすごいな、カイルも頑張ったなぁ、と感慨に浸っていると
いよいよお待ちかねのカイル登場!
訓練士さんが出すコマンドに従い、歩いたり、遊んだり。
その動きは無駄がなく、美しい!
でも、チラッ、チラッとこちらをうかがう様子は間違いなくカイルだ(笑)
楽しそうにしっぽを振っていた。
そんなわけで、我が家に戻ってきたカイル。
やはり、トイレ訓練の成果には目を見張るものがあった。
母さんのワンツーコールで「はいはい、わかりましたよ」とでも言いたげにトイレに向かう。
やっぱりツーは少し時間がかかるが、散歩前に玄関の前をウロウロすると催してくるようだ。
だから、玄関前に人工芝を置き、トイレ用スペースを作ってみたらスムーズにできた!
そんなわけで排泄が身についたので、ワンツーベルト(排泄ベルト)を使い始めた。
床を汚さないために、ベルトに買い物袋をつけ、その中に排泄するんだ。
着実に進化しているな、カイル!!
浮輪とカイル7月
夏休みは海へ行ってこようと思います。
子供たちは0才の時からもう10数年 毎夏通っている、千葉の興津海岸へ。
一代目グッピーも 2代目ピーチも連れて行きました。
一代目おてんば娘グッピーは沖にいる、おじいちゃんと子供たちを追いかけて、自らジャブジャブ
積極的に泳いでいましたが、
2代目のまったり娘ピーチは、かなり慎重に、自分から進んで入水しようとはせずじまいでした。
グッピーには浮輪を食いちぎられないように、かなり気を付けて、教え、しつけ?脅し?たので、命綱は無事でした。
ピーチは、割とお利口タイプだったので、油断してましたら、
浮輪を出してすぐに、がぶっと噛みつかれて使い物にならなくなってしまいました。
取り急ぎ、防水バンソーコーで、穴をふさいだものの、すきを見てかじってくるので、
ひとつ・浮輪をダメにしてしまいました。
そしてカイルはどうかな?
そうだ!家で噛みつかないしつけも兼ねて浮輪を出してみました。
最初は、なんだこれとガブしてみたい光線を出していましたが、、
・・・そのうち浮輪とコラボさせられているうちに、浮輪と仲良しになってくれまして。。。
最初のうちはヤラセでカイルwith浮輪だったのが、しまいには、真ん中のわっかに、わざわざ入って、頭を浮輪に載せてお昼寝したりするようになりました。
海たのしみです!