東洋医学って何?「養生・薬膳・五行学説」【都立大身体均整院】

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1.養生概論

予防医学として

東洋医学は、大きく湯液(漢方薬など)、鍼灸、養生から構成されています。東洋医学的な治療は湯液と、鍼灸が中心となっていますが、「未病を治す」には、養生が最も大切なこととされています。

養生とは、もともと中国で生まれた思想で、人間の身体を整えること、つまり健康を保つことや、傷病を治癒するために保養することです。中医学の目的は、健康と長寿であり、病気の治療よりも、予防することが大切であるとされています。中国の古典である「黄帝内経」の「素問」では、身体の中に生気を蓄えて、邪気を排除すること、陰陽の調和を図ることによって、病気を予防できるとされています。体質、季節などに配慮して食材を用いて身体を養う食養は予防医学にとって重要です。

薬膳とは?

最近、薬膳料理という言葉をよく耳にすることが多くなりました。薬膳とは、身体に有効な食事と考えられることが多いですが、基本的には、食用、食養、食療、薬膳の4種類に分類されています。

食用とは、栄養バランスの取れた食事を選択すること。食養とは、生薬など薬を用いず、健康や美肌、老化防止などを目的とした食事のことです。食療とは、体調がすぐれないときに弁償論治に基づいて、体調の改善効果のあるとされる食材を取り入れることです。薬膳とは、食療法に加えて、漢方生薬を加えて、健康維持、病気の予防、治療効果のある食事をとることで、病を治す効果が食療よりも強いとされています。

食養の目的

食養で大切なことは、食事のもつ性質、五性、五味について理解することです。五性とは、身体を温める食材か、冷やす食材か性質で分ける考え方で、寒性、涼性、平性、温性、熱性に分けます。五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(かんみ)のことです。中医学の薬膳の考えでは、淡味を加えて六味とすることもあります。人間は、体内の環境を自然の変化に順応させて生活しています。春・夏・秋・冬の五季の変化と体質のバランスをとることはとても重要です。季節ごとの養生を行うことで、健康に近づくことができるとされています。

養生で大切なことは、ストレスを溜めず、心穏やかに、適度な運動と健康的な食事をとることです。また、四季の気候変化に応じて生活することにより、良い体調が維持され、病気の予防に効果があるとされています。

五行学説とは?

中国の漢方の古典である「素問」に五行学説が書かれています。五行学説とは、自然界も人間も木(もく)・火(か)・土(ど)・金(こん)・水(すい)という5つの要素(五行)に分けられ、一定の関係性の中で互いにバランスを保っているという考え方です。
この木・火・土・金・水とは、自然界にあるものの象徴として考えられています。

五行属性
成長、昇発、のびのびとした姿などの作用や性質は「木」に属します。
温熱、炎上などの作用は「火」に属します。
生化、継承、受納などの作用は「土」に属します。
清潔、粛降、収斂などの作用は「金」に属します。
寒涼、滋潤、向下性などの作用は「水」に属します。

※生化:生長と変化
※受納:土が雨や雪や動植物などの死骸を全て受け入れること
※清潔:金属が精錬を経て不純物を除いた清潔なものであること
※粛降:金属は重く、水に入れると沈むこと
※収斂:金属は堅く、密度の高い物質であること

木が燃えることで火が起こります、火で燃えた木は灰となり、やがて土になります、土から金の鉱脈が生まれ、金の鉱脈に沿って水脈が生まれます、水は木を生長させます…のように、この世のすべてのものが循環している関係を「相生」といいます。「生み出すもの」と「生み出されるもの」から母子関係ともいいます。

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