7.春関連プチコラム<花粉症1>
日本でスギ花粉症が急増したのはなぜ?
日本でスギ花粉症が初めて報告されたのは、1963(昭和38)年のことです。それから約50年のうちに、花粉症患者は、国民の5人に1人といわれるほど急増しました。そのうち約70%がスギ花粉症とされています。
花粉症が急増した原因として、第二次世界大戦に国策として行われた「スギ林の拡大」の影響と考えられています。スギは成長が早く、今では国土の19%を占めるようになりました。
本来ならば花粉が土に落ちると、土の水分を吸って重くなり、舞い上がらないのですが、都市化の影響で道路が舗装され、花粉が地面に落ちても水分がなく軽いままで再び舞い上がるせいで、都市では行き場のない大量の花粉が蓄積され続けるということ
花粉症を引き起こす植物
スギ花粉症の多くは、ヒノキ科植物(ヒノキ、サワラ、ネズなど)の花粉にも反応します。ヒノキ科の花粉は、スギ花粉のピーク後の4月初旬に飛び始め、ゴールデンウィーク頃まで続くこともあります。スギ花粉以外に多いのは、カモガヤ、すずめのテッポウ、イネ科植物(自家受粉するイネ以外)、ブタクサ、ヨモギ、シラカバ、ハンノキです。
<ヒノキ(ヒノキ科)>
日本と台湾のみに分布しており、日本では福島県以南から九州まで分布していると言われています。花粉飛散時期は、2月から6月上旬。
ヒノキ単独の花粉症は少なく、スギとヒノキの花粉の両方に反応する人が多いです。
<スギ(スギ科)>
日本の固有種です。本州に多く分布しています。戦後の木材確保のために大量に植林されましたが、現在は、伐採されることなく育っているスギ林が沢山あります。花粉飛散時期は、1月から5月下旬まで。
<カモガヤ(イネ科)>
イネ科植物のうち、イネ自体は自家受粉のため花粉を遠くに飛ばさないため、花粉症にはあまり影響はありません。花粉症に影響を与えるのは主に、カモガヤの花粉と言われています。花粉飛散時期は、2月中旬から11月にかけて。ほぼ1年中飛散しています。
<ブタクサ(キク科)>
欧米ではブタクサが花粉症をおこす植物の代表です。明治時代の初めに北米から輸入されました。現在は減少傾向です。花粉飛散時期は、7月下旬から10月まで。
<ヨモギ(キク科)>
ブタクサに代わって増加している植物です。繁殖力が強く、空き地やコンクリートの隙間などからも生えています。花粉飛散時期は8月から11月まで。
<シラカバ(カバノキ科)>
本州中部以北から寒冷地域に分布しています。北海道での花粉症の代表的な植物で、口腔アレルギーを併発することもあります。花粉飛散時期は、4月から6月まで。
<ハンノキ(カバノキ科)>
田んぼの畦や河川沿いによく見られます。花粉飛散時期は1月から5月までで、スギとヒノキの時期とほぼ同じです。
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