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18.体調を「舌」でチェック
舌を見てその人の体調を診る方法を「舌診」といい、東洋医学独特の診断法の1つとされています。
舌の情報で、体内の気と血のどちらかが多すぎるか、少なすぎるか、病気がからだの表面にとどまっているか、奥深くまで侵入しているか、病気がどのくらい進行しているかなどを読み取ることができます。
舌それぞれの部位は、特定の臓腑と
強くかかわりあっています。
症状が出ている舌の部位から臓腑の
変調を知ることができます。
色:健康な舌は、淡い赤色をしています。 色が薄いときは、疲れがたまっていたり、睡眠不足で気が足りなくなっている状態です。 貧血で血が足りなくなっているときも舌の色が薄くなります。逆に色が濃い場合は、血行が悪くなっていることを示します。
形:健康な舌は、薄くも厚くもなく、歯の内側にきれいに収まり、口角に隙間がある大きさです。 形が大きくなるのは、気が不足気味の場合です。 口角からはみ出るほど腫れぼったくなるのは、水分代謝が悪くなっている場合です。 逆に、舌が小さいのは、貧血や体に必要なうるおいが不足している状態です。
苔:健康な舌は、薄くてうっすらと舌質が見えます。 苔の色が白いと、冷えがたまっている状態です。 黄色い場合は、食べ過ぎ、飲みすぎ、便秘の状態で、体に熱がこもっています。 苔が厚くなるのは、水分代謝が悪い場合で、脂っこいものや甘いものの食べ過ぎの場合が多いです。 苔が少なすぎる場合は、血の不足が進み、ほてりやのぼせが出ている状態です。
舌を見るときのポイント
舌は、朝起きて、顔を洗ったときに鏡に映してチェックするのが良いです。 飲食すると、舌の様子が変わってしまいますので、朝食前にチェックすることが大切です。 毎日見ているうちに、睡眠状態や、その日の体調、食事、生理周期などによって、舌の状態も変化していることに気が付くはずです。
体質 | 舌の様子とイメージ図 |
血が滞る「瘀(お)血(けつ)」タイプ | 紫色、赤黒い、くすんだ色、舌にそばかすのような「瘀点」がある。舌の裏側には紫色の静脈が浮き上がる。 |
気が滞る「気滞(きたい)」タイプ | 淡い赤色。 |
血が不足する「血(けっ)虚(きょ)」タイプ | 赤みがなく薄い色、厚みがない。薄くて平たい。 |
気が不足する「気(き)虚(きょ)」タイプ | くすんだ青い色。 |
寒がりの「寒(かん)邪(じゃ)」タイプ | 性機能の減退、疲れやすい、心の不安定がでる |
暑がりの「熱(ねつ)邪(じゃ)」タイプ | 紅舌と呼ばれる赤い舌。黄色っぽい苔が厚くなることもある。 |
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