東洋医学って何?「土用の丑の日の養生論」|目黒区の鍼灸【都立大身体均整院のコラム】

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15. <土>土用の養生概論

土用とは?

土用というと、「土用の丑の日」という言葉が有名です。
特に、日本では「丑の日は鰻を食べましょう」という習慣が根付いています。

そもそも、「土用丑の日」とはどういう意味なのでしょうか?

五行説では、木、火、土、金、水の5元素からなっています。
そのため、季節もそれぞれ春は木、夏は火、秋は金、冬は水というように振り分けられます。
すべての季節に等しく存在する、季節の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間の期間を土用と呼んでいます。

丑の日とは、十二支の「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)、辰(たつ)・・・」のうちの丑のことで、約18日間の土用の期間を12周期で割り当てられる日を土用の丑の日と定めています。
従って、土用丑の日というのは、春夏秋冬4季にわたって存在します。

2016年の7月と8月のカレンダーによると

2016年の「土用の丑の日」は夏だけではなく、

  • 冬:1月20日(水)、2月1日(月)
  • 春:4月25日(月)
  • 夏:7月30日(土)
  • 秋:10月22日(土)、11月3日(木)

  • となっています。

    土用の丑の日に鰻を食べる由来

    現在、夏の土用丑の日に鰻を食べる習慣があるのは、江戸時代に由来します。 江戸時代、うなぎ屋の店主が、夏の暑さでなかなか鰻が売れないことを平賀源内に相談しました。 平賀源内は、「本日丑の日」という張り紙を貼って、鰻を売ることをアドバイスしたところ、そのうなぎ屋は大繁盛したことから、「土用丑の日は鰻の日」という風習が定着したと言われています。

    鰻の旬は冬ですが、夏でも鰻を売りたいという販売目的のために習慣を根付かせた説が有名です。

    脾のはたらき

    東洋医学では、「脾」とは西洋医学の「脾臓」という臓器の機能をさすだけでなく、「運化」、「昇清」、「統血」という機能を持っているとされています。

    「運化」とは、消化・吸収・全身への輸送機能のことです。
    「昇清」とは、持ち上げる機能のこと。内臓が持ち上げられて安定することができます。「統血」とは、血が血脈から漏れないようにする機能です。

    脾が変調でおこる症状

    脾が変調し、運化機能が悪くなると、消化と吸収に異常が起き、食欲不振、腹が張る、腹痛、下痢などの症状が起きます。その結果、食べ物の消化吸収がうまくできなくなるため、栄養が不足してしまいます。

    昇清機能が衰えると、内臓が落ちてきて、胃下垂、脱肛や慢性の下痢などが起きやすくなります。食後に眠気におそわれる人は、脾が弱かったり、調子が悪い場合がほとんどです。

    また、統血作用が衰えると、血が漏れるようになり、血便、血尿、不性器出血などが起きやすくなります。脾と肌肉は強くかかわりがあり、脾の状態が悪いと、色つやがわるくなり、力がなくなってきます。また、味がわからなくなる症状が出てきます。

    <脾の機能が衰えると現れる症状>

    1. 味覚症状が現れる
    2. 痰が多くなる
    3. 消化・吸収がうまくいかなくなり、食欲不振や腹部膨満感になる
    4. 血尿や血便が出る
    5. 食べるとすぐに眠くなる。
    6. 胃下垂、脱肛などになる

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