鍼灸師ってどんな資格? 国家資格について
>鍼灸師 という資格は無い?!
みなさんがよく耳にする資格のひとつ、「鍼灸師」。
ですが、実は、正確には日本には「鍼灸師」という資格は存在していません。
日本のはり・きゅう施術にかかわる国家資格には、
はり師
きゅう師
という二つの資格があります。
この資格はほとんどの場合、二つが同時に取得されます。
ですから、
二つをくっつけた「鍼灸師」という呼び名が一般に定着したのですね。
ここでは、この鍼灸師資格について、詳しくみていきたいと思います。
鍼灸師資格に挑戦!
それでは、この鍼灸師という資格、いったいどのようにして取得するのでしょうか?
まず、厚生労働省医政局監修のもと、
一年に一度、例年2月下旬に全国で実施されるはり師ときゅう師の国家試験には、受験資格があります。
厚生労働大臣が認定した養成施設において、規定の知識や技能を身につけたと認定された者
つまり、3年間の専門学校に通い、
修了試験に合格し、卒業見込みが取れた者(実際の卒業は国家試験の後)
のみが、
この資格を受験できるというわけです。
また、全国には数は少ないながら、
上記の専門学校の他に
文部科学大臣が認定した、鍼灸大学、鍼灸短期大学
も存在します。
もちろんこちらの卒業見込みによっても、
この国家資格は受験することができます。
試験当日、国家資格試験のリアル
次に、
はり師・きゅう師の国家試験の実際はどのようなものなのかをみていきましょう。
まず、試験会場ですが、
47都道府県のすべてで受けることができるわけではありません。
2017年現在、北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県でこの試験は開催されています。
ですので、近隣の県在住の場合、
また、県内だとしても
もし、試験開始時間に来場できなかった場合は大変なことになりますので、
通常、前日から学校がまとめて予約を取った試験会場がある場所のビジネスホテルなどに宿泊して
試験会場に向かうことになります。
試験科目は
1. 医療概論(医学史を除く)
2. 衛生学・公衆衛生学
3. 関係法規
4. 解剖学
5. 生理学
6. 病理学概論
7. 臨床医学総論
8. 臨床医学各論
9. リハビリテーション医学
10. 東洋医学概論
11. 経絡経穴概論
12. はり理論・きゅう理論
13. 東洋医学臨床論
の13科目となります。
合格基準ですが、
こちらは一応、はり理論・きゅう理論以外の全科目を「6割」と言われていますが、あくまでも公式には、毎年の試験修了以後に
合格基準が発表されることになっています。
まとめ
一般に、その施術内容がわかりにくいため、「医業類似行為」などと誤解されることもある「はり・きゅう」。
本来は、はり・きゅうという「医療行為」を、医師の他に、限定して行うことを法律上許された国家資格です。
こちらにあげたように、
数多くの専門知識をしっかりと学び、生体機能の変調の矯正や疾病の予防または治療に、広く応用する施術を法律に基づいて行っているのが
鍼灸師だというわけなのです。
皆さんも、是非安心して施術を受けに来てくださいね!
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