26. 冬関連プチコラム
インフルエンザワクチン
インフルエンザは、毎年12月頃から流行し始めるため、10月頃からインフルエンザの予防接種が始まります。
インフルエンザの予防接種を打った方がよいのか、打たなくても良いか毎年悩むところです。私自身、インフルエンザワクチンを打ったにも関わらず、インフルエンザに感染し、症状が軽いどころか非常に苦しい思いをしました。次の年から、インフルエンザワクチンを打つことをやめました。
「インフルエンザのワクチンを打っても意味ないよ」とか、「インフルエンザのワクチンを打つと、インフルエンザに感染したときに、症状が軽くなるから打っておくべき」
といった意見があります。
インフルエンザワクチンを打ってもインフルエンザに罹ってしまう理由
インフルエンザワクチンを受けてもインフルエンザにかかる人がいます。
その理由としては、次のことが考えられます。
①インフルエンザウイルスの遺伝子は変異しやすい
新型インフルエンザが発生したと毎年のように報道されているように、インフルエンザウイルスの遺伝子は頻繁に変異をします。A型ウイルス、B型ウイルスのように種類分けされますが、A型ウイルス同士でもまったくの同型ではありません。ほとんどが少しずつ変異して別のウイルスとなっています。
インフルエンザワクチンは、過去のウイルスの死がいを使って作られます。
したがって、まったく同じウイルスへの感染は防ぐことができますが、別の型に変異してしまったウイルスに対しては全くもって無意味です。
①抗体ができる場所は血管の中
インフルエンザウイルスは最初に鼻にくっついて感染をします。しかし、インフルエンザの予防接種は、血管に打ちます。そして、免疫細胞は血液の中に作られます。従って、感染の最初である鼻には、ワクチンの効果はありません。
高齢者と子供はインフルエンザワクチンを打った方が良いの?
高齢者は特にインフルエンザの予防接種が勧められています。
その理由は、高齢者がインフルエンザにかかり、肺炎など重症化して亡くなる場合が多いからと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
先ほど説明をしたように、インフルエンザウイルスが最初に入る鼻には、免疫ができることはなく、さらに高齢者になると、免疫が付きにくいために、ワクチンを打ってもなかなか効果があるとは考えにくいです。
それよりも、ワクチンによる嘔吐、呼吸困難、ショック、けいれんなどの副作用のリスクの方が大きいです。
インフルエンザの予防接種は、1976年に摂取が義務づけられていましたが、ワクチンによる副作用が多発して1994年には任意接種になりました。
余談ですが、ちいさな子供がかかりやすいと言われている「インフルエンザ脳症」は、10代の子供にみられる症状で、発熱後に震えや意識障害、多臓器不全に陥り、死に至る可能性がある恐ろしい病気です。
まるで、インフルエンザが重症化して脳がウイルスに侵された状態を想像してしまうような名前ですが、実際はそうではありません。
実際は、発熱後に解熱剤を服用したことによって発症した薬害でした。
最初は、アスピリンを飲んだ人に多く発症している
ことがわかり、アスピリンの処方は中止されました。
他の解熱剤(ジクロフェナクや、エフェナム酸を使用して脳症になった人は出続ましたが、厚生省は、「ジクロフェナクやメフェナム酸は
インフルエンザ脳症を重症化する恐れがある」という見解にとどめています。
「インフルエンザの時に解熱剤を使用するとインフルエンザ脳症になる」と認めてしまうと、最大の薬害事件に発展してしまうために、いまだに「解熱剤が脳症の原因ではない」との見解を曲げていません。
インフルエンザ予防接種を受けた場合、
1. 副作用が起こる可能性がある
2. 型が違うとインフルエンザに感染することがある
3. 費用がかかる
ということを思いつつ、あとは自分の判断に任せて決めることをおすすめします。
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