鍼灸専門学校 授業を検証! 〜東洋医学概論編
>>はじめに
鍼灸専門学校にご興味がある皆さんなら、まず一番に内容を調べたくなる授業が、この「東洋医学概論」ではないでしょうか。
「東洋医学」という呼びかたが日本において定着したのは、
昭和25年のこと。
数千年もの間、伝統的な家庭医学や伝承健康法に頼っていた日本の民間医療が、文明開化の名の下に一気に西洋化され、
その反動で長らく陽の目にさらされなかった感がある東洋医学。
しかし、昭和25年ごろ以降、漢方や鍼灸、気功などの東洋的な健康法が再び世間の注目を集め始めたと言います。
そして、昭和47年、当時のアメリカ大統領ニクソン氏の鍼麻酔による外科手術成功のニュースは世界を駆け巡り、
ようやく、日本でも西高東低一辺倒の風向きが変わり始めました。
現代では、西洋医学と東洋医学がクロスし、お互いの長所を認め合い、検証し合うという、良い空気の循環が生まれているように思います。
そんな中で、鍼灸学校ではどのように東洋医学を教えているのでしょうか。
是非この記事を読み、詳しい情報を手に入れてください。
>>東洋医学概論、各章で何を学ぶか
第1章 基礎理論
ここでは、「人体を宇宙の構成要素に照らし合わせて観る」などの、東洋医学の基礎的な思想や、古典についてを学びます。
第2章 東洋医学の人体の考え方
ここでは、1章で学んだ概要から一歩踏み込み、 古典で描かれる東洋医学的な人体の観方について詳細を学びます 。
第3章 東洋医学の疾病観
2章では人体の観方を学びましたが、今度は疾病について、東洋医学的にはどのように解釈するのか?を詳しく学びます。
第4章 診断論
次に、では実際の人体を診断する場合、どのように行うのか?を具体的な方法と共に学びます。
第5章 治療論
いよいよ、今まで学んだことで実際の治療に役立てる場合、どのようにして東洋医学的な人体のバランスを取り戻すのか?つまり、治療についての考え方や方法を学びます。
>>就職してから役立っていくこと
卒業生Aさんの話:
「東洋医学概論は、勉強していていちばん興味深いという意味で面白かったですし、他の書籍を読む上での予備知識として広がりを見せる授業でした。ただ、仕事をする上ではこの授業で学んだ思想や語彙というのはある意味危険な部分もあり、一般の人相手になると、知らず識らずのあいだに、わかりにくい言葉ばかりを使って専門家ぶるような態度にも見えかねない施術者になってしまうので、そこはみんな注意しながら時には噛み砕いて説明したり、色々工夫をして日々の業務にあたっているところだと思います」
>>まとめ
いかがだったでしょうか。
鍼灸専門学校にて学ぶ醍醐味とも言える東洋思想を、たっぷりと学ぶことができる「東洋医学概論」。
学ぶ姿勢次第で、オープンに色々な思想や文化とクロスして広がりを見せていく、とても身になる授業内容です。
これから学校を目指す皆さん、目一杯期待しても決して裏切られることのない内容ですよ!
ワクワクしながら、勉強に取り組んでくださいね。
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