鍼灸専門学校 授業を検証! 〜解剖学編
ここでは、鍼灸専門学校の授業の一科目「解剖学」を取り上げ、
どのようなことを学ぶかや、
その学習が社会に出て、実際の業務の中でどのように役立っていると感じるかを、
インタビュー形式でまとめました。
鍼灸専門学校の授業内容、また、鍼灸師の業務内容を理解する一助となれば幸いです。
>>解剖学、各章で何を学ぶか
鍼灸専門学校の解剖学は全部で8章からなります。
1章 解剖学基礎
では、そもそも解剖学とは何か、という基礎や、 人体の解剖学的分類の名称や意味、 大まかな人体の構成概要を学びます。
2章 骨格系
では、全身の骨格の形状や役割、名称。また、それらによって構成される関節などについて学びます。
3章 筋系
では、筋肉の生理作用に始まり、約600個ある全身の筋肉についてそれぞれの位置や形状、名称、役割について学びます。
4章 内臓系
では、臓器のおおまかなカテゴリーに始まり、器官系ごとに6つのカテゴリーに分類して、全身の臓器について位置や役割、形状などを学びます。
5章 脈管系
では、心臓に始まりリンパ系までの、全身を走る脈管について、それぞれの位置や形状、役割などを学びます。
6章 神経系
では、中枢神経を始め、反射路、感覚性伝導路、運動性伝導路まで、全身すべての神経系について細かく学びます。
7章 感覚器系
感覚器とは目や耳、皮膚など人間の感覚を司る器官のことで、この章ではこの部分について細かく学びます。
8章 体表及び局所解剖
この章では、解剖学的用語を使用し、人体全身の各部における位置や名称、役割などを細かく学びます。
>>就職してから役立っていくこと
鍼灸専門学校卒業生Aさんの話:
「私が解剖学を学んだことで実務上最も役立ったと感じるのは、鍼灸を施術するのは当然体の表面になりますが、ではその下にはどのようなものがあるのか?ということを具体的な、深さや、形状、柔らかさなどまでをリアルに頭に描きながら施術ができるということです。どのぐらい刺せば骨に届くのか?この下にはどんな役割の神経がどちらの方向へと走っているのか?という知識を持って施術にあたれるのはとても安心感があります。また、役割や位置を知ることで、体をリラックスし、良い状況へ持っていくには、どのような姿勢がいいのか、そして今の状況のどこが悪いのかなどを、事実に基づいて論理的に考え、対策を練ることができるのも、解剖を学んだおかげだと思います」
>>まとめ
いかがでしょうか。
ここでは、鍼灸専門学生が学ぶ「解剖学」の概要や、それを学んだ卒業生の生の声をお届けしました!
なかなか知る機会がない「鍼灸専門学校の授業内容」。
ぜひ、当均整院のコラムシリーズで、皆さんに少しでもそのことを知る一助になれたなら、と思っています。
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