坐骨神経
日常的に、からだの仕組みについての情報にそれほど接する機会が無い方でも、必ずその名前くらいは耳にしたことがある、という位有名な身体の部位の一つ「坐骨神経」。
その理由はスポーツ選手や著名人が、この神経がかかわるけがや病気によってニュースになることがあるからではないでしょうか。
そんな私たちの生活に大きくかかわる可能性が高い「坐骨神経」について、ここでは詳しく解説していきましょう。
坐骨神経とは?
坐骨神経は、坐骨結節と大転子を結ぶ線の中央から膝の後面、その後下腿にかけて伸びる神経です。
腰椎の下部と仙骨の上部から始まり、束になって骨盤内の筋群の間を縫い、貫通して、大腿の後面にそって下降して、膝の後ろ(膝窩)で別れて下腿の前面と後面に分布します。
坐骨神経は膝窩に入る直前で、脛骨神経と総腓骨神経に分かれて膝窩動脈、静脈とともに膝窩中央を縦断し、ヒラメ筋の前を通過してヒラメ筋と後脛骨筋の間に入ります。
鉛筆ほどの太さがあり、長さも1メートル以上あります。 太さ・長さともに、「末梢神経」の中では一番となる神経です。
出現しやすい主訴
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、坐骨神経及びその分枝の神経経路に疼痛を生ずることです。
腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊椎すべり症、腰椎カリエス、帯状ヘルペス、筋炎など、さまざまな原因によって起こることがわかっています。
坐骨神経そのものの大きさ(太さや長さ)が他の神経と比較して大きいため、感じる痛みも強く非常な苦痛を感じる方が多くおられることが特徴です。
NSADs(ロキソニンなど)などの強い痛み止め薬や、 ブロック注射、 プロスタグランジンE1剤 など、様々な処方がとられますが、多くは対症療法(痛みの緩和)です。
骨の変形や腫瘍などが原因の場合神経を圧迫している原因そのものの除去(手術)が必要となってきます。
坐骨神経の健康を保つには
まず着目したいことは、坐骨神経が非常に大きく、力の強い骨盤内の筋群の合間をくぐって走行しているという事実です。
骨盤内の筋肉は、人間が立位で活動していく為、非常に強力な支える力を持っており、よって間を走行する神経を締め付ける力も強いと言わざるを得ません。
このようなある意味過酷な環境下に置かれている神経ですので、座ったまま長時間デスクワークや、立ちっぱなし、また、中腰作業が多いなどで殿筋軍に負担が高いお仕事をされている方は、スポーツなどをしたとき同様、一日の終わりにしっかりとストレッチを行い筋肉をほぐして柔らかくすることで、 坐骨神経痛の予防になると言えるでしょう。
またすべての神経痛に共通しますが、冷えはよくありません。 冬はもちろん、夏場のクーラーの当たりすぎなどにも十分注意し、男性でも、夏、室内ではももひきを持参して一枚+などの工夫も有効だと言えます。
食べ物、飲み物に関しても、過剰に冷たいものを連続で摂取したりしないこと、不足しがちなたんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することなどは非常に有効です。
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